はじめに
本法人は、一人ひとりの学生や関係者等と真摯に向き合い、誠実に対応し、より良い学校、信頼される学校を目指して日々取り組んでいます。そのためには、立場を問わず自由に意見を言える風通しの良い環境のもとで、相互理解を深め、健全で建設的なコミュニケーションが行われることが必要です。
一方で、教職員に対する悪質な言動や不当な要求が、健全な職場環境及び教育研究環境に重大な影響を及ぼす事例も見られます。こうした状況を踏まえ、本法人ではカスタマーハラスメントに対して毅然とした対応をすべく、「神戸市公立大学法人カスタマーハラスメントに対する基本方針」を策定しました。
本法人は、本方針にのっとって、神戸市外国語大学及び神戸市立工業高等専門学校の発展のためにたゆまぬ努力を続けるとともに、健全な職場環境と教育研究環境の維持?向上に努めます。
本法人におけるカスタマーハラスメントの定義
本法人の教職員に対する言動?要求のうち、当該内容に妥当性を欠くもの、または妥当であっても手段?態様が社会通念上不相当なものであって、当該手段?態様により、教職員の職場環境又は教育研究環境が害されるもの。
本法人におけるカスタマーハラスメントに該当する行為の例
- 精神的な攻撃(脅迫、恫喝、罵声、暴言、セクシュアルハラスメントに該当する言動、侮辱的な発言や
差別的な発言)(インターネットへの書き込み等も含む) - 身体的な攻撃(殴る、蹴る、物を投げつける、わざとぶつかってくる等の暴力的行為)
- 要求内容の妥当性に照らして不相当とみなされる窓口等に居座る行為
- 要求内容の妥当性に照らして不相当とみなされる長時間又は複数回にわたる電話、メール
- 要求内容の妥当性に照らして不相当とみなされる金銭補償、謝罪の要求
※なお、上記は例示でありこれらに限られるものではありません。
本法人におけるカスタマーハラスメントへの対応
本法人がカスタマーハラスメントに該当すると判断した場合、本法人は教職員を守るために毅然とした対応を行います。
また、特に悪質と判断した場合には、警察、弁護士等と連携し、法的措置も含め厳正に対応します。
発生したカスタマーハラスメントの事案については、原因の究明に努め、同様の事案の発生を回避する対策を検討します。
